ANGEL catalog vol17-2
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12床ずれ防止用クッションを上手にご活用いただくために何かの原因で自分では動けなくなってしまうと、姿勢を変える事が出来ず、ずっと同じ姿勢が続き、関節が固まったり変形したり、さらに皮膚には褥瘡が出来てしまう事も有ります。これらを予防するためには圧迫やずれ力を可能な限り最少にしたうえで、目的に合った安全・安楽な姿勢にしてあげる事が大切です。そのためにもクッションは不可欠なものです。脇拘縮 がある場合1脇を閉じ肘が曲がり胸の前でクロスするような体勢で硬くなっている場合には皮膚が密着し、汗などにより菌が繁殖しやすい状態が考えられます。このような場合、着替えが困難であったり臭いがしたり、清潔な状態を保てなくなる事も有りますので、空気を通すためのポジショニングを行う事が大切です。膝に伸展制限 がある場合2寝たきりになると徐々に膝が伸びづらくなり、股関節と膝が曲がるとお尻と踵で脚の重さを支えることにもなり、圧迫が偏り、褥瘡のリスクが高まります。さらに、不安定なために左右どちらかに倒れてしまいます。このような踵の除圧や脚の変形予防のためにクッションを用います。円背 の場合3円背があるとあおむけで頭を枕に付ける事が困難なため、どうしても横向きの姿勢が多くなってしまいます。姿勢が限られてしまうと圧力がかかる部分が限られて褥瘡のリスクが高くなりますので、背中にクッションを入れてあおむけの姿勢をとる事も大切です。褥瘡予防のためのポジショニングを提案しますポジショニング提案ケアシーツケアパンツ生活着お食事用エプロンセイフティサポートグッズコンビネーションケアウェア車椅子周り便利グッズ

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